三木金物について
素材が息をする
いつの時代もニーズに応じたモノづくりに精進した結果、三木金物ならではの魅力を生み出しました。
それは、三木の鍛冶職人が生み出す金物は木の性質や素材の性質を熟知して作られているということ。
三木金物の道具の切り口は、仕上げの作業がいらないほどの滑らかさで、
「素材が息をする」とまで言わしめるほどの価値を持つに至りました。
いつの時代もニーズに応じたモノづくりに精進した結果、三木金物ならではの魅力を生み出しました。
それは、三木の鍛冶職人が生み出す金物は木の性質や素材の性質を熟知して作られているということ。
三木金物の道具の切り口は、仕上げの作業がいらないほどの滑らかさで、
「素材が息をする」とまで言わしめるほどの価値を持つに至りました。
播州三木打刃物(ばんしゅうみきうちはもの)は、兵庫県三木市周辺で作られている金工品です。
信州打刃物や土佐打刃物などと同様に、播州三木打刃物は型に入れて作る「鍛造」という技法を用いて作られる工芸品として、
また日本における大きな刃物の産地としても知られています。
播州三木打ち刃物の特徴は、現在も昔ながらの製法で多種多様な刃物が作られているということです。
小刀やのみ、カンナなど日用品から建設に使われる工具に至るまで、様々なものが職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られています。
三木金物は市の重要な産品で、三木市全体の工業製品出荷額の約30%を占めています。
兵庫県三木で生産させた金物は全国に出荷されており、特に三木金物がもっとも得意とする工匠具、手引のこぎり全国シェアは約17%です。
高い品質を生んだ背景には、約400年の歴史の中で受け継がれた伝統の“たたら製鉄法”の技術を磨き上げてきたのに加え、新しい技術も積極的に取り入れ技術革新を図ってきたことにあります。
こうした技術革新により、伝統の大工道具だけではなく、現在では、金属加工・新建材用工具等、各種の金物製品など幅広い製品を生産しています。
なお、三木金物製品のうち、鋸(のこぎり) 鑿(のみ)鉋(かんな)鏝(こて) 小刀(こがたな)は国の伝統的工芸品にも指定されております。
三木金物のシンボルの金物鷲、その起源は昭和8年にさかのぼる。昭和7年に三木町(現三木市)が大水害に見舞われ、美嚢川も氾濫し大きな被害を受けました。その際に復興のシンボルとしての金物鷲制作の提案があったと伝聞されております。